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社内ラジオの編集、社員の番組が劇的に面白くなる3つの役割【公開メールマガジン】

この記事は社内ラジオに関するメールマガジンを公開しているものです。(メールマガジンで発信した内容を更に詳しく記載しています)

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先日、『利休にたずねよ』という小説を読みました。2013年に映画化されています。実は初めて読みましたが、間違いなく名作でしたので紹介。

構成が面白い。ストーリーは利休が切腹をする日の朝から始まり、利休と関わった人間とのエピソードを年月を遡っていきながら解きほぐしていく。

最後は利休が19歳のときに出会った高麗の女性との恋の話が出てくる。女性はとある大名に売られるために高麗から連れてこられた高貴な家の娘。

囚われの牢屋で彼女の世話をするうち、女に引かれていく利休。ある日、一緒に逃げることを決意し、夜中に女の手をとって逃げる。

しかしながら堺の街は警護が厳重。逃げられずに、毒を飲ませて心中を図るというエピソードが出てきます。目の前に映像が浮かぶロマンチックかつ悲しいストーリーでした。

読んだあとに爽やかな感動を覚える一冊。2024年のスタートから素敵な本に出会えました。
皆様のおすすめ本も教えてくださいね!

社内ラジオにおける編集は超大事!甘くみてはならない

自社で社内ラジオを行いたい、と考えている会社様は多いことと思います。企画や、トークは出来そうだ。しかし、編集どうする?という部分で止まってしまう会社も多いのではないでしょうか?

編集に対する認識は割れている

ネットを探してみると、ZOOMで収録したそのままの音源を社内に流している会社様もあります。一方で、当社のように、「編集はガッツリやったほうがいいです」という記事も。一体、どちらが良いのでしょうか?

答えは・・パーソナナリティの質と、企画の秀逸さに寄るということです。

社内ラジオの魅力はパーソナリティによる部分が大きい

2023年に、30000人を対象に行われたアメリカの調査では、ラジオを聞く理由はパーソナリティやDJが好きだから、という結果が出ております。

社内ラジオを行う会社が増えてきておりますが、盛り上がっているとは言えないと私は思っています。面白ければ続くはず。しかし。

社内ラジオを始めたが、聞かれにくく尻すぼみになって終わってしまう事も起こっています。聞き続けられる番組を続けることは簡単ではない。

一般的なラジオに目を向けてみると、芸人さんのトークは面白い。「楽しいから」という理由で聞き続けられる。しかし、トークのプロではない社員や社長が番組を行い、聞き続けてもらうのは、かなり難易度が高いです。

素人の番組を面白くする編集

トークが本業ではない、業務で忙しい人が聞き続けられる番組を企画し続けるのは無理がある。

そろそろ本題に入りますが、社内ラジオを行うのは喋りの素人であることがほとんどです。素人のトークを聞かせるレベルにするには編集が必要なんです。

編集が必要な3つの理由

社内ラジオには編集が必要です。編集にはステップがあります。順に見ていきましょう。

Step1 企画(ねらい)の鋭敏化

・「なんのために聞いているんだろう」を意識させる。
・トークの余計な部分を削る
・狙いに関係のないトークは思い切って削る
・面白い部分は注意を惹きつける要素。残す

トークのプロではない社員の話は抑揚がなかったり、脱線したりします。企画からズレます。これをカットするんです。

また、狙いが明確でない番組は終わってしまう。たくさんの社員が聞く番組に育っても、目的とズレていることはある。

ただし、当社の運営する社内ラジオ番組は、エンタメとして捉えて聞いてる社員も多いみたいです。目的の設定が多少甘くても、影響力を持つ、社員エンゲージメントの高い番組は社員の心に深く入り込む力を持ちます。

Step2 印象の向上

・ノイズ・不要な音のカット
・音量の均一化(話者がマイクから離れてしまったりすることも多く、トークは音量が上下しやすい)

ノイズは極力カットです。音質が悪くて聞きにくいだけで、記憶に残らないんです。聞こえにくいZoom会議などで集中力が削がれてしまったことはありませんか?

あれは当然です。音質が悪いと、理解を思考で補歌目に、通常以上の脳パワーを使ってしまうからです。ですのでノイズをカットしたり、音量を補正するのは必須の作業です。

Step3 よりリッチなコンテンツにする

・音楽・各種コーナーを作り、心地よさ、面白さを牽引力にする

音楽や、各種コーナーは無視できない要素です。ラジオは社内の情報をエンタテイメント性高く届けるツールです。エンタテイメント性が必要な理由は別の記事で。

社内ラジオの編集のステップをおさらいをすると・・

  1. 余計な話のカットがファーストステップ
  2. ノイズ調整や音量の平準化をするのがセカンドステップ
  3. 音楽や演出などは番組をリッチにする最後のステップ

これらはそれなりにハードな仕事です。社内ラジオを行う、専門の部門がある会社はありません。(新聞社は別)

その中で、編集を社員が行うのは現実的ではありません。ここは外注業者をうまく使うのがよいでしょう。

しかし編集の努力をすることで番組のクオリティは劇的に向上します。本当に劇的に変わるんです。聞き続けてもらう社内ラジオを製作するために、編集は必須の工程といえます。

最後にメルマガで紹介した音楽を紹介

この記事は社内ラジオの音声メルマガをベースに作った記事です。番組の中で紹介した音楽を紹介。

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