海賊放送、ロックを世の中に広げた立役者
(おそらく)日本ナンバーワン社内ラジオ事業者である、オフィスエンニチがお送りするメールニュースです。
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先日、バングラデシュの経済を視察してきました。(本当は遊びです)
日本から、飛行機で約8時間30分。
トランジットもあり、待機時間2時間なので、まあまあの長旅で、やっと到着したバングラデシュは50年前の日本です。いや、もっと前かもしれない。

・とにかく人が多い (1億7160万人 2024年。推定)
・日本の4割ほどの国土に上記の人数がひしめいている。人口密度は世界一クラス

・アスファルト道路が少なく、雨が降ったらドロドロになる

・車道を人が歩いている

・壁がないビルに住んでいる人がいる
・酒を売っていない

とにかく、人がいい。親日国で、皆がとてもフレンドリー。写っているのは、アテンドしてくれたバングラデシュ人の若者。
ただし、相手のことを考える細やかさはあまりない・・笑
このときは、前日に強烈にお腹を壊していた日。彼に「何も食べたくない」と伝えたにもかかわらず、地元のうまいレストランに連れて行ってくれて、たっぷりと注文し、「さあさあ、食べてください」と猛烈に勧めてくれます。
これはおそらく、「客人がお腹を空かせてしまうと申し訳ない」という気持ちからの行動なのですが、私達3人は油たっぷりのバングラ料理に青ざめ、無理して食べた友人はこのあと、見事に嘔吐。
「いらない」と伝えているのに、支払いのレシートを渡され、微妙な気持ちになりました。
とはいえ、これからものすごいスピードで発展する国です。今後大注目です。
まずは日本のラジオの歴史を見てみる
ラジオは、1906年に世界で始めて放送に成功し、ゆっくりと時間をかけて世の中に広がりました。以下は、日本での契約者数の推移です。
NHKラジオ年鑑より当社作成
日本でラジオは、戦争とともに広がっていきました。テレビがなかった時代、遠くまで瞬時に情報を届けるツールとしてはとても秀逸だったのです。
1925年: 東京で日本初のラジオ本放送が開始。
1926年: 日本放送協会(NHK)が設立され、全国的な放送網の整備が始まる。
1931年〜: 満州事変以降、重要な情報伝達手段として需要が急増。
1951年: 日本初の民間放送(中部日本放送、新日本放送)が開局し、ラジオがさらに大衆化。
1950年代後半: 契約数はピークに達するが、テレビの普及とともに徐々にその役割を譲っていく。
ざっとこんな感じでした。さて、イギリスに目を向けてみると・・ものすごく面白い歴史があるんです。
ロックの歴史は海賊放送の歴史でもある
放送免許なしで、ラジオ番組を放送する事です。
1960年代のイギリス。国営放送であるBBCのラジオ放送は、一日あたり、45分しか流行歌を流せない、という法律上の制約から、音楽を聞きたくて仕方ない若者の需要を満たしていませんでした。
この状況から、ロナン・オラヒリーという人物が、1964年にラジオ・キャロラインを設立。英国領海の範囲外に船を停泊させるという法的抜け穴を利用し、アメリカのトップ40形式を取り入れた番組編成で一躍人気を博すように。
収入源は広告やペイオラと呼ばれる楽曲を放送してもらうために金銭を支払い、その支払額をラジオ局が開示しない違法行為などで、収益を上げていたようです。
その成功は政府の懸念を引き起こし、1967年の海洋放送犯罪法により沖合局は非合法化されました。
この海賊ラジオは複数の局があったようですが、中でもこれは秀逸。
要塞を占拠して放送していたラジオサッチ

これ、なんだかわかりますか?第二次世界大戦の際に使用されていた要塞です。マウンセル要塞といいます。
ラジオサッチという局(と呼んでよいのか微妙ですが)がこの要塞を一時的に占拠して放送していたようです。
以下は潜入動画ですが、要塞は、浜からかなり沖合の彼方に浮かんでいるのがわかります。ここまでボードでレコードを運んだのです。ものすごい情熱ですよね。
AI勉強会やっています
当社の代表が行っております一般社団法人の社内ラジオ推進協会が主催するツキイチAI勉強会。社内のコミュニケーションにDXは欠かせないことから、Google のgeminiやnotebookLMを使ってこんな便利なことができる!をわかりやすく学ぶ勉強会です。
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リアルとオンラインのハイブリット開催。
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大阪府大阪市北区大深町4番20号 グランフロント大阪 タワーA 27階
概要
他にもリクエストあればお申し込みフォームから
今日の一曲
せっかくなので、1960年代ロックを。The Rolling Stones – Sympathy For The Devil
