社内ラジオは組織に驚きの効果をもたらす
社内ラジオに取り組むと、どのような効果があったのか。当記事を書いているのは社内ラジオ事業者として日本初であり、ナンバーワンの実績を誇る株式会社オフィスエンニチの高間です。自社で社内ラジオを運用する際の参考資料として目を通してみてください。
それではOn Airです🎙
社内ラジオに取り組んだ結果
株式会社リゲッタ社様で1年間取り組んだ結果を、以下にまとめました。
- 社長の考えを理解できた社員は6割を超え、5割近い社員が社長の考えに共感した
- 6割近い社員が他部門への理解が深まった
- ラジオを聞いた社員の8割以上に意識や行動の変化があった
社内ラジオが最高だ!と声高に主張するのも好きではありませんが、控えめに言えば、社内ラジオは社内報の運用を根底から覆すくらい画期的に社員に届き、行動につながる方法であると確信致します。
ただし。このラジオがうまく機能するには、条件があります。以下は当社が経験からまとめた「社内ラジオがうまく機能するための要素」です。
成果の出やすい前提条件組織に驚きの結果をもたらすには、必要な条件が揃っていることが重要かと思います。次の3つの要素は重要です。すべて揃っている必要はありませんが、少なくとも1つ目の要素、運営事務局が最も大事です。
運営事務局・社員DJの人柄は誠実か、独自のコメントができるか
発信者は社員一人ひとりとコミュニケーションをとる姿勢があるか
自分たちの役割を認識しているか
トップの人柄
・社長に社員からの人望があるか
・社長に語りたいことがあるか
・社長に尊敬される部分があるか文化・雰囲気・社員が会社からの発信を素直に受け入れるか(アンケートなどに回答するか)
・職場を良くしたいという思いがあるか
・会社のイベントに積極的に参加する姿勢があるか
これら3拍子がすべて揃うと、社内ラジオは社員の心に入り込み、行動に繋がります。
他のツールと比較してみると、Web社内報の場合は読了率やページ滞在時間などで効果を測定するようですが、紙やWebの社内報で社員の行動を促し、行動につなげるのは難易度が高いと思っています。
社内ラジオの媒体としての優位性
社内ラジオは見なければ、読まなければ、という意識が働きにくいです。もちろん、聞かれづらい回はありますし、聞かれなくなるパターンもあります。ラジオ自体が好きではない、という社員様も当然います。
しかし、社内ラジオなにかをしながら気軽に流しておくだけでよいため、通勤途中や昼ごはんを食べながらなど、会社生活に入り込みやすいのです。そもそも、媒体としての優位性があるんです。
社内ラジオは聞かれやすい
社内ラジオの使い方は様々ですが、主な目的を上げると以下でしょう。
- 組織の重要メッセージを過不足なく発信する媒体としてつかう
- 社内の空気感をつくる媒体としてつかう
- 社員を知る媒体としてつかう
株式会社リゲッタ社様では、週に2回ラジオを配信しました。
正直、多いのではないだろうか。しかも一回20分もある。辟易しないだろうか。これらの心配は意外にも、ポジティブサプライズで裏切られました。
その理由はラジオの特徴である「ながら聞き」にありました。
その他の回答としては、以下のような回答がありました。
- 朝の仕事前に良く聞きます
- 入浴中/就寝前など
- 家に帰ってから聞く
- 自宅でゆっくりの時間が出来た時に聞いてます。
- 家で他の事をしながら
- 家で寝る前
- 通勤途中
就寝前に聞いてくれているのはとても嬉しいことです。寝る前に社内報を読んで寝ます、ということは通常、考えづらいですから、生活の中に入り込んでいることがわかります。
社内ラジオが行動につながった例をフリーコメントで紹介
では、気になる社内ラジオが社員のどのような行動につながったのか。フリーコメントで記載頂いたものを抜粋致しました。
・社長やゲストの方の言葉を汲んで行動に変えるように意識するようにしています。
・健康レイディオ→自身の生活習慣と価値感が変わった。
・イベントが始まる事やテレビ放送の話などを聞くとそれに向けて意識を強く持つことができました。準備しやすかったです。
・「第77回ホントに恐ろしい思い込みやステレオタイプ!実際に能力を奪う!」題名のままですが、私自身思い込みの激しい精神状態になる事が多々あるので「わかるー…!」となりました。能力を奪う、との事なので無駄な思い込みは出来るだけしないように心がけようと思います。
最後の「健康レイディオ」というのは社内ラジオで健康情報を発信した際の名称を指しています。福利厚生的に行った健康情報の発信ですが、これはとても効果的でした。
社内ラジオは社員の行動に繋がりやすいです。理由として大きいのは「ながら聞き」です。そして、労力がとてもすくないので、頻度高く行いやすいということが言えるでしょう。
社内報を毎日発行している会社様もありますが、社内ラジオも負けず劣らず、すくない労力で大きな効果を得ることができるツールだと思います。次回の記事では自社でもあまりコストをかけずにできる、社内ラジオで使用する機材の例をお伝え致します。お楽しみに。気になったらお気軽にお問い合わせください。