ラジオを用いた社内報、「社内ラジオ」の特徴

shunsuketakama

社内ラジオは社内報の一つの形です。

社内ラジオは社員がDJとなり録音したものを専用のアプリを使用したり、youtubeなどの無料プラットフォームを使用して社内に配信するものです。当社は2020年に社内ラジオ運営を事業として開始。自社社内ラジオを行うのは限界があり、サービスへのニーズがあると考え、顧客のラジオ番組をフルで制作するサービスを提供してきました。

2024年現在、社内でラジオを行う会社はすこしづつ増えてきました。この記事では、「社内ラジオとはなんぞや」について、サラッと理解でき、実際に会社でラジオを行うとどうなるか、についてもテレビ局に取材された動画なども交えてご紹介致します。

こんな課題に

例えば、御社は以下のような課題はありませんか?

  1. 理念・価値観を浸透したいが進まない
    • 社長の声を社内に届けたい
    • 望ましい考え方・行動を紹介したい
  2. 文化醸成が進まない
    • 望ましい考え方を浸透したい
    • 社員に他部門をもっとよく知ってほしい
    • 社員の人柄を知ってほしい
    • 社内のコミュニケーションを増やしたい
  3. 離職を防止したい
    • 社員の会社への愛着を高めたい
    • 会社の制度をよく理解してほしい
  4. 社員のエンゲージメントを上げたい
    •  
    • 社内のコミュニケーションを増やしたい
    • 会社の方針を理解してほしい
    • 経営の視点と自分の仕事を結びつけてほしい

上記のような困りに社内ラジオは有効です。当社は「社内ラジオ」がまだ世の中にほとんど知られていない2020年に事業を開始し、企画、実際のDJ出演や編集を通して、顧客企業様のラジオ運用を行っています。

2024年現在に至るまで、すこしづつ試行錯誤を重ねて実績を伸ばしており、失敗も含めて豊富な経験がございますので、リアルな経験からのお話ができます。

どのようなサービスか

このサービスは製作から納品までフルでサポートを行う、当社の最も得意とするサービスです。

企画

チームづくりのアドバイスからサポートし、目的設定を行い、年間のネタを一緒に考え、打ち合わせで台本製作まで行うのがこのフェーズです。

実は、目的設定は最も難しいです。サービスや商品を売るのと異なり、社内向けの目的を設定することは顧客企業様のモチベーションに繋がりにくいです。担当者が真剣でも、上司や経営層が本気でなければ、目的設定できませんので、会社が何らかの危機を経験したタイミングは最高です。

だからこそ、貼り強く何度も見直しをしながら目的設定を行います。目的は頭で理解しやすいと思いますが、腹の底で納得するには、突き動かされるような「会社の危機」が必要ですね。

社内ラジオのDJとしての訪問収録

ラジオの大きな特徴は人のメディアであるということ。社内報として優れた内容である、ということより、DJが好かれ、面白い存在であること、ラジオの空間が好きだ、などの条件がリスナーを惹きつけます。

当社は社内ラジオを社員が行うと、忖度だらけで、本音を隠しながらのトークになり、面白くなりにくいだろう、という点に需要を感じたところから、このサービスを開始しました。

編集

社内ラジオの番組作りは基本はインタビューです。つまり、トークの素人が主役。聞きやすく、するためには編集はとても大事な要素です。

詳しくはこちらの記事に書きましたが、目的設定と達成の難しさを痛感する事例ばかりです。当記事と合わせて御覧くださいませ。

社内ラジオの3つの特徴

社内ラジオは人が主役のメディアです。ラジオが流れている間はDJがリスナーに語りかけ続けています。1回目を聞いて、面白いと、2回目を聞く。2回目を聞いて、面白ければだいたいファンになります。その努力をする前提でラジオの特徴をまとめると以下の3点になりそうです。

  • 長くても聞かれる
  • 人柄が伝わりやすい
  • 手軽で安価にできる

特徴①長くても聞かれる

これが最大の特徴です。長くても聞かれるのでファンを増やしやすいのです。ラジオを長時間聞くことにより、出演者(DJ・パーソナリティ)への好感度が上がります。間違いなく。社内ラジオはエンゲージメントのメディアであると断言出来ます。

私は何度もこれを実感しています。テレビで知って、好きではなかった芸能人をラジオで聞いて好きになることも頻繁にあります。社内ラジオに限らず音声のコンテンツは「ながら視聴」が特徴です。必ずなにかをしながら聞く。ラジオのみに集中することはありません。だから、結果的に長時間聞く。

社内ラジオを導入してださった会社で実施したアンケートでは100%の社員様がなにかをしながら聞いていました。私がラジオを聞く時も同じ。私は自宅デスクの横に自転車を設置し、疲れてきたら有酸素トレーニングをしております。自転車にのっている最中は暇です。

その時間はポッドキャストやラジオを聞く時間です。40~50分のトレーニングをするのですが、この時間中にチャンネルを何度も変えることはせず、ずっとつけっぱなし。

コンテンツがおわったら次のコンテンツに自動的に変わるので、そのまま聞き続けます。長時間聞くことで、いつの間にか、ファンになります。知らずしらず、長時間、番組に接していることに気づきます。私もこのながら聞き時間でたくさんの番組に出会い、実際にファンになりました。

特徴②人柄が伝わる

社内ラジオを企業で行う際に参考になる資料

以下は Jacobs Media Techsurveyが2023 年 1月~2月に30,000人のラジオリスナーを対象に実施した調査より当社が作成したグラフです。

ラジオを聞く主な理由として最も多かったのが、DJ/パーソナリティ/番組が好き、というものです。リスナーは人や番組に親近感をもち、聞き続けるという行動をとります。

まさにラジオは人が主役のメディアであるということです。社員の会社へのエンゲージメントを上げたい企業様には社内報としての社内ラジオはこれ以上ないくらいよい選択肢です。

また、以下はラジオの親密感について語られたものです。

https://news.line.me/detail/oa-jwavenews/7f6080a6ddf3

 

https://www.oricon.co.jp/news/2250339/photo/2

ラジオは、リスナーとDJの間に不思議な距離感があり、リスナーの立場からすると、好きなラジオDJはよく知っている友人のような親近感を感じます。これは多くの方が実感していることではないでしょうか。社内ラジオはコアファンを生みだします。

特徴③手軽で安価

ひとまず社内ラジオを始めるのに、特別なコストはいりません。音質やクオリティにこだわらなければ0円でもスタートできます。(おすすめはしません)

コストというよりも労力がポイント。社内のコミュニケーションを生み出すメディアを作るには労力がかかるのは当然ですが、現実は担当者様が主業務と兼務している場合がほとんどです。だからこそ、あまり労力をかけずに行うのはポイントです。

ネタを考え、収録して編集して納品までサポートされると嬉しいはずです。担当者が集中するのは社内のコミュニケーション。作って終わりではなくラジオをネタにして、社内のリアルな声を双方向なものにすることに力を使っていただけます。

こちらは具体的な機材について書いてみた記事です。参考になると思います。

https://office-ennichi.com/how-to-start-radio-program-in-company

社内ラジオちょい聞き

社内報ですので、公開できないものがほとんですが、以下はポッドキャストで聞くことができるものです。一部ですが、紹介致します。

社長の思いを届ける社内ラジオコンテンツ

ダイワコーポレーション株式会社 曽根 和光(そねかずみつ)社長

錦城護謨株式会社 太田泰造(おおたたいぞう)社長

株式会社リゲッタ様

社内ラジオのサービスを初めて取り入れてくださった株式会社リゲッタ様。社長や社員にインタビューする番組。毎週2回配信し、190回以上行いました。

健康情報を発信する企画も行い、多くの社員様が番組の影響でサプリメントやプロテインを飲み始めるという行動変容に繋がりました。

https://soundcloud.com/user-960252105/9a-1/s-c3Vc84Y9zEj?si=011bdd7c01bb4ee58b9fcbd5198fa47a&utm_source=clipboard&utm_medium=text&utm_campaign=social_sharing

自社で社内ラジオを行うための具体的なワークフロー

さて、ここからは自社で社内ラジオを行うためのフローを書いてみます。

  1. 目的を設定する
  2. 機材を揃える
  3. DJを選ぶ
  4. ネタの企画を立てる
  5. 収録
  6. 編集
  7. チェック

目的を設定する

これは言うは易しですが、何度も目的設定を繰り返すことでシャープな目的にしていくのが良いでしょう。

機材を揃える

コストゼロでもスタート可能です。しかし、できればお金をかけてください。機材代は大した出費にはなりません。

また、すべての工程はなくてはならないプロセスですが、特に編集は軽視されています。自社で行う際、自分たちが素人であることを忘れてはなりません。編集を行うと確実にクオリティが上がります。

DJを選ぶ

社内ラジオは人が主役のメディアですので、DJは重要なアクト。アクトがやる気があり、社内で好かれる要素があること。話し上手である必要はありません。こちらの記事に詳しく書きました。

ネタの企画を立てる

これらについて詳しく書いた記事もありますので合わせてどうぞ。

編集する

ここは落とし穴の一つです。

「編集はいらないよね、多少の言い間違いも味だから修正は不要だね」

や、

「音楽を乗せ、エンタテイメント性の高い番組にする?会社の情報共有に音楽は不要だよね?」

という上司の意見があるのも分かります。しかし、編集は音楽を流すだけではありません。

不要部分をカットし、場面の転換を効果的に演出し、テンポを作り、番組全体を通して、まるで音楽を聞いているかのようなスムーズな進行を作る。

編集は素人の作った番組をプロの番組レベルに引き上げる効果を生んでくれるなくてはならない工程です。

落とし穴も

自社で社内ラジオを運用する際、落とし穴もあります。

・ひとまずはじめてみる

・上司に言われたので始めた

これらは継続が難しくなるケースです。担当者が相当ハマって社内でバズを生み出すと話は変わりますが、そういうケースは稀です。

企画を継続するのは大変です。まず、年間スケジュールをたてられません。そうすると、取り組みに意味を感じなくなり、制作が止まります。ですので、目的意識が明確である必要があります。

社内ラジオのお客様の声や収録の様子

社内ラジオをやってみたいけど、自社でスタートするにはハードルが高い。誰か一緒にやってくれないかな!

というニーズに対してサービスを展開しているのが当社です。以下はとても貴重な社内ラジオの収録現場の映像です。(社内報なので社外に出ることがまずありません)

2022/11/29サンテレビ制作の番組による

2022/8/31神戸新聞掲載の記事による

https://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/202208/0015597768.shtml

いかがでしょう。社内ラジオを自社でも行いたくなってきましたか?社内ラジオは会社全体の社内コミュニケーション課題の解決ツールとしてとても魅力的です。

気になったら今すぐお問い合わせを!相談は無料、こんな事聞いていいのかな、なことも気軽にどうぞ。

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