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事業承継、残したい経営者の精神性。これなら伝わる

先代の社長の声を残していなかった。先代から引き継いだ、当社の精神性を残したい。できれば感情のこもった形で。何かよい方法はないものか?この困りには音声で残すという方法が良いでしょう。

この記事は社内ラジオ事業者として日本初であり、ナンバーワンの実績を誇る(自称😂)株式会社オフィスエンニチの高間が物語形式でお伝えいたします。実績はこちら

この物語の主人公は思井伝蔵。思いを持って事業行ってきた社長です。事業承継を行うタイミングで、精神性を言葉で残したいと思っています。では、早速、伝蔵さんのストーリーを見てみましょう。

事業承継はうまくいきそうだが悩みがある

現在66歳の社長、思井伝蔵は事業が順調だが、会社の将来を考え、70歳までに息子に事業を承継したいと思っている。息子は10年前に入社し、成長してきており、もう安心だ。伝蔵が社長として残したいのは会社の歴史と、古参社員たちの努力だ。

彼らの中に会社の精神が宿っているため、次世代に伝えたいと考えている。それをどうやって残すのか、わからない。これが伝蔵の抱える悩みです。

思井伝蔵の少年時代

思井伝蔵の少年時代は1960年代の笹山団地で過ごした。父親は銀行員、母親は専業主婦という中流家庭に育ち、テレビやラジオを楽しんだ。特にラジオで聴いたビートルズやアストラッド・ジルベルトの音楽に魅了された。

青年時代と大学進学

高校生時代、伝蔵は横浜国立大学の経済学部に進学を目指し、猛烈に勉強した。大学では旅行サークルに所属し、貧乏旅行を楽しんだ。1977年に中堅化学商社に就職し、大阪での営業活動を通じて、ゴム町工場の大阪護謨の社長と出会い、1985年に大阪護謨に転職。営業マンとして成功し、1993年には営業部長に昇進した。

大阪護謨での成功

大阪護謨では、伝蔵は顧客との強い信頼関係を築き、中小企業の顧客が多く、家族同然に関わり、関係性を築いた。顧客との関係性は深く、接待、ゴルフはもとより、提案も積極に行うことで、多くの顧客との蜜月関係を築いた。

単にゴムを売るだけでなく、顧客のビジネスの成功を共に考え、サポートする姿勢を貫いた。このアプローチにより、顧客は伝蔵を信頼し、関係性の元で長期的なビジネスパートナーとして関係を継続してきた。

伝蔵の思い

伝蔵は業界全体の成長を願ってきた。最初からそうだったわけではない。長く同じ業界にいると、仕事や自社の扱うものに愛着が湧くものだ。

伝蔵は大阪護謨に入社する前はゴムなど興味はなかった。しかし、今は違う。ゴムがいかに我々の生活を支えているかよく理解している。ゴム業界といえば「タイヤ」というイメージが強いが、タイヤだけではなく生活の様々なところにゴムは役立っている。

しかし、その重要性が十分に認識されていないことに悔しさを感じ始めたのが20代後半頃からだろうか。業界団体に参加し、業界の課題や将来の方向性について議論を重ねた。

中小企業が直面する資金不足、人材不足、技術革新の遅れといった課題に対し、具体的な解決策を提案し、実行。簡単ではなかったし、できていないことも多い。しかし一生をゴムに情熱を燃やし、業界のために尽力した。十分に頑張ったのではないか・・・

オフィスエンニチからのご提案

思井伝蔵さんのように、精神性を残したいという経営者様は多いのではないでしょうか。インタビュー形式で、人生を振り返って頂くのはひとつのアイデアです。

組織を動かすのは、優れた仕組みではなく、人の心です。人の経験、感じたことなどを通して精神性は構築されます。インタビュー形式でトップの思いを、見えない部分言語化するのはとてつもなく大きな意味があります。

カメラはないほうがよいかもしれません。好きに話す、気持ちよく話すことが大事なんです。その中で出てくるこぼれ話に大事な価値観が隠れていることがあります。

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