企画のアイデアを知りたい

社内ラジオはグルーピングが鍵、万人に効く薬はない

shunsuketakama

(おそらく)日本ナンバーワン社内ラジオ事業者である、オフィスエンニチがお送りするメールニュースです。
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 いつも「先日、〇〇に行ってきました」とレポートしているのですが、今回は逆をやってみたいと思います。

万博に行っていません😝

理由は

・興味がわかない
・人が多い

ということです。それだけなのです。もちろん、万博は否定されるものではなく、地域活性につながる取り組みです。しかし、新しい技術や展示物は万博でなくてもいい。もはや驚かないし、どうしても、万博に特別感を感じないのです💦

ちなみに、私の知人は電車で会場に向かったものの、あまりに人が多いので引き返して天満に向かい、一杯飲んで帰ったそう。さて、全く興味がわかない分野のことでも周辺分野を調べると興味が湧いてくるものです。

第一回目も建造物がすごかった

1851年にロンドンで開催された第1回万国博覧会。その会場として建設されたのが「水晶宮(クリスタルパレス)」です。

これがすごい。建築家ジョセフ・パクストンの設計によるこの建物は、鉄骨とガラスを大胆に使用したプレハブ構造でした。

全長約563メートル、高さ約33メートルという巨大さにもかかわらず、わずか9ヶ月という短期間で建設されたそう。また、ガラス張りなので、館内は自然光に満たされた。植物園のようなかんじだったのでしょう。

博覧会終了後、水晶宮はロンドン南部のシドナムに移築されましたが、残念ながら1936年に火災で焼失してしまったそうです。


鉄とガラスでできた建築物。当時としてはとても新しかった

中の様子。パビリオンはまだなく、展示ブースだったようだ

とても荘厳です。この当時は他国はおろか、国内旅行すらも簡単に行くことのできない時代。さぞ、インパクトのある博覧会だったことと思います。

こういう歴史を知ると、興味が湧いてきますね。近いうち、行くかも、と思いました。 

出典

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B4%E6%99%B6%E5%AE%AE

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社内ラジオのコンテンツ制作の鍵はターゲティング

「社内ラジオ、始めたけど、なんだか反応が薄い…」「もっと社員に聞いてもらいたい」

浸透させるのは難しいものです。ターゲティングが明確でないと、漫然としたコンテンツ設計になります。

万人に効く薬はない

といいつつ、万人に響く内容はありません。なぜなら、やる気に満ちた社員と、退職を考えている社員に、響く内容は全く異なるからです。全員に同じ内容を届けようとしても届きません。

しかし、月1〜2回程度の限られた発信頻度とすると、現実的には特定のグループのみに発信するのは難しい。
制約がある中で、いかに多くの社員に「聞いてみようかな」「今回は自分に関係ありそうだな」と思ってもらえるかが鍵となります。

例えば、1回の配信の中に、「広く浅く多くの社員が関心を持つ可能性のあるテーマ」と、「特定の層には深く刺さる可能性のあるミニコーナー」を組み合わせることで、多様なリスナー層へのアプローチします。

こういう背景から当社でプロデュースする顧客にはコーナーづくりをおすすめしています。

実際に、全部門でラジオ番組を行っている会社もあります(こちらは残念ながら当社の顧客ではありませんが💦)。この場合のグルーピングは「部門」です。

さて、長くなりましたので、早速本題に。この記事では、社内ラジオのコンテンツを考える上で、必ずぶち当たる「ターゲティング」と、具体的な「グルーピング」の切り口について具体的に紹介します。

グルーピングの切り口

対象者をグルーピングする際には、いろんな角度からまとめてみること。ここでは、具体的な切り口と、それぞれのグループに響きやすいコンテンツの方向性についてのアイデアを紹介&考察します。

1.志向性やエンゲージメントによるグルーピング

社員の仕事に対する熱意や会社への意識は、コンテンツの受け止め方に大きな影響を与えます。

ひたすら前向きな社員(活躍・成長意欲が高い層)

  • 特徴: 高いモチベーションと成長意欲。ビジョンや目標達成に積極的に貢献したい。
  • 響くコンテンツ例:
    • 活躍社員インタビュー(具体的な成功事例、乗り越えた壁、仕事の醍醐味など)
    • 新しいプロジェクト・取り組みの紹介
    • スキルアップやキャリア開発に繋がる情報(研修制度、資格取得支援など)
    • 経営層のビジョンや戦略、会社の歴史(ただし、具体的で共感を呼ぶ内容が重要)

モチベーションは高くないが、仕事をきっちりこなす社員(安定・堅実層)

  • 特徴: 自分の領域外には慎重か、無関心。
  • 響くコンテンツ例:
    • 業務効率化のヒントやツールを紹介
    • ワークライフバランスを支援する情報(福利厚生、時短術など)
    • 社内の隠れた貢献者や、縁の下の力持ち的な社員を紹介(共感や安心感に繋がる可能性)
    • 短時間で楽しめるエンタメ要素や、生活に役立つ情報(ただし、社内ラジオの目的から逸脱しない範囲で)

しんどさを感じている社員(悩み・不安を抱える層)

  • 特徴: 業務負荷、人間関係、キャリアなど、悩みやストレスを抱える社員。
  • 響くコンテンツ例:
    • メンタルヘルスに関する情報(相談窓口の案内、セルフケアの方法など)
    • 同様の体験を持つ社員の体験談
    • キャリアコンサルタントや専門家によるアドバイス
    • 社内のサポート体制の紹介(匿名で相談できる窓口など)

悩みを抱えた新人・若手社員

  • 特徴: 新しい環境への適応、業務スキルの習得、人間関係の構築などに不安がある社員。
  • 響くコンテンツ例:
    • 先輩社員のエピソード
    • 社内制度や暗黙的ルール

2. 行動特性・就業環境によるグルーピング

社員の日常の行動パターンや置かれている環境も、コンテンツへの接触機会や関心事に影響します。

電車通勤社員

  • 特徴: 通勤時間を情報収集や自己啓発に充てたいと考えている可能性がある。
  • 響くコンテンツ例:
    • 聞き流しで理解できる業界のディープなニュースやトレンド情報
    • 短時間で学べるビジネススキル講座
    • オーディオブックやポッドキャストのおすすめを紹介することも有効

昼休みに一人でご飯を食べている社員

  • 特徴: 自分の時間を大切にしたい、あるいは孤立している可能性も。
  • 響くコンテンツ例:
    • リフレッシュできる音楽や雑学を紹介(音楽は著作権をクリアしないと使用できないため、紹介するのみにとどまるが、それでも結構面白いです)
    • メンタルヘルス系のティップス
    • 社内の趣味のサークルやイベントの紹介(緩やかな繋がりのきっかけ)

トイレに行くときに、遠くのトイレを使う社員

  • 特徴: 気分転換をしたい、誰にも会わずに一息つきたい、といった心理。
  • 響くコンテンツ例:
    • クスッと笑える「あるあるネタ」や短いエピソード(ただし、内輪受けに終始しない配慮を)
    • 社内のちょっとした「良い話」や、ほっこりする話題

残業が多い社員

  • 特徴: 心身ともに疲弊しやすく、癒しや効率化へのニーズが高い。
  • 響くコンテンツ例:
    • リラックスできる音楽や、疲労回復に繋がる情報
    • 業務効率化の具体的なテクニックや成功事例
    • 時間管理術やタスク管理のヒント

転職サイトに登録している社員

  • 特徴: 不満や不安から、新たな可能性を模索中。ただし、特定できない。
  • 響くコンテンツ例:
    • 転職してきてキャリアアップを果たした社員(外から見た自社の魅力、入社後の活躍など)
    • 社内のキャリアパス制度や、新たな挑戦を支援する仕組みの紹介
    • 会社の将来性やビジョンを具体的に語り、希望を感じさせるコンテンツ

3. 雇用形態によるグルーピング

雇用形態の違いによって、会社に求めるものや関心の高い情報が異なる場合があります。

正社員・契約社員・パート社員など

  • 特徴: それぞれの立場に応じた権利、義務、福利厚生、キャリアパスへの関心が異なる。
  • 響くコンテンツ例:
    • 各雇用形態に特化した福利厚生制度の解説
    • キャリアアップ支援制度(正社員登用制度、研修機会など)の案内
    • 多様な働き方を尊重する会社の姿勢を示すメッセージ
    • それぞれの立場からの意見や要望を吸い上げる企画(匿名性を担保しつつ)

最後に

ここまで様々なグルーピングの切り口を見てきました。「万人向けはない」と書きましたが、実は「万人向けに近いコンテンツ」もあります。

例えば。

  • 下ネタ
  • 音楽

といったテーマです。(めちゃくちゃ面白いですが、下ネタは残念ながら社内ラジオではNG)

この場合、以下のようなグルーピングも考えられます。

「グルメ社員グルーピング」

「ランチは必ず外食社員グルーピング」

「音楽好きな社員グルーピング」

グルメな社員でなくても、ランチは毎日外食。という社員は意外と多いのではないでしょうか。そういう社員には、会社周辺のランチ情報だけでも、十分に興味深いコンテンツになり得ます。

また、音楽は著作権の関係でラジオで直接流すことが難しくても、社員のおすすめの曲をエピソードや好きなポイントと共に紹介してもらうだけでも、十分に楽しいコンテンツになります。

社内ラジオ運営のヒントになれば幸いです。

今日紹介した楽曲

Tommy Olivencia Y Su Orquesta Casimira

Tommy Olivencia(トミー・オリベンシア)は、プエルトリコ出身の著名なサルサバンドリーダーであり、トランペット奏者。
彼のバンド「Tommy Olivencia Y Su Orquesta」は、その長い活動期間中に多くの優れたサルサシンガーを輩出し、ラテン音楽シーンにおいて重要な役割を果たしました。
特に70年代から80年代にかけて多くのヒット曲を生み出し、サルサの黄金時代を代表するアーティストの一人として記憶されています。

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