社内コミュニケーション、残業の不満をカードゲームで共有、職場の空気を改善するしくみ
(おそらく)日本ナンバーワン社内ラジオ事業者である、オフィスエンニチがお送りするメールニュースです。
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昔のヴェネツィアに存在した、既婚女性をケアする驚きの制度
わたし、塩野七生さんが好きで、ローマ史をすべて読んだのですが、ローマが終わってしまっても飽き足らず、その後が気になりこれを読んでおります。
18世紀イタリアのチチズベオという制度をご存知でしょうか?既婚の貴婦人に付き添い、公私にわたってエスコートし、日常生活を補助する役割を担った独身男性がいた!マジで!?

ヴェネツィアの1000年の歴史を追う
この習慣が生まれた背景には、当時のヴェネツィアの成り立ちを理解すればあなるほど、となります。ヴェネツィアはほかの大国と比べて一貫して合理的であった。
- 領土を拡張しようとしなかったこと、交易貿易で経済立国として継続する仕組みを作っていたこと、独自の軍隊を持っていたこと(海軍。これがめちゃめちゃ強かった)
- つまり、国を存続させるには交易で稼ぐしかなかった。そもそもヴェネツィアには、魚と人しかない。海に出て行くしか生きる道がない。という過酷な環境の中で実に、1,000年以上の間にわたり、歴史上最も長く続いた共和国(7世紀末期から1797年まで!)と言われています。
- 当然、男性は海に出ていく。妻と過ごす時間はほとんどなかったそう。
そこで考え出されたのが・・・
そこで生まれたの制度が「チチスベオ(奉仕する騎士)」と呼ばれる、結婚の女性をエスコートする独身男性。なんと合理的な制度ではないか、と塩野氏は書いておられます。
気になる「お仕事」
彼らの任務は、主人である奥様の日常生活、メンタルのケアを「細やかに」行うこと。
朝、女主人の寝室に飲み物を運び、窓を開け、化粧や着替えを手伝う。
夫人が教会のミサに行きたければそれに付き合い、散歩をするときには優しくエスコートする。買い物にも同行し、男だけしか与えられない助言で夫人の決断を助け食事にもしばしば同席しサロンでの会話には生き生きと応対する。トランプやチェスのアイテムを務め舞踏会に行く時には付き添い劇場に同行し夜夫人が寝室に入るのを待って退去する。
新潮文庫 塩野七生 海の都の物語3巻 より引用
当時フランスからヴェネツィアを訪れた人たちはこの制度を知って驚いたそう。当然ながら、愛人関係を疑うでしょう。実際にそのような事例もたくさん生まれたであろうことは間違いないでしょう。しかし実に味わい深い制度だと思いませんか?
これはもはやビジネスモデルです。女性は「奉仕する騎士」によって、毎日細やかな気遣いによってなんとなく満たされる。「奉仕する騎士」は、主人である貴婦人に毎日奉仕することで、異性への幻想がなくなり、免疫が付く。男性として自然と成長することになる。教育の現場でもあったということです。
ビジネスは参加者全員がWin-Win-Winにならなければ存続しません。きっと、制度も同じ何でしょうね。深い学びになります。
残業の不満をカードゲームで共有
さて、今日のテーマ、関電不動産開発が「残業」「上司が仕事を任せない」など、オフィスでの発生しがちな不満を50体のモンスターとしてデザインしたカードゲームを開発したそう。2025年夏をめどにEC販売を予定。

https://mainichi.jp/articles/20260612/k00/00m/020/192000c より引用
カードは裏向きにシャッフルして使う仕組みで、匿名性を保ちながらモヤモヤを共有できる。勝ち負けよりも「共感の会話」が自然に生まれる設計が特徴。
職場での「困った」をモンスターとしてカードにしたそう。
この記事の中で面白かったのが悪とされる「残業」を「ザンギョ」。
これはわかりやすい。
しかし同じ残業でも人によって捉え方が違うということ。写真をよく見ると、「ザンギョ」の隣に「カエレー」というモンスターが。
社員の価値観はひとりづつ、大きく違う
残業が悪とされるので必要な仕事がやりづらくなる。この事象を捉えて新たなモンスター「カエレー」が生まれるという。価値観は、人によって全く異なるということをむちゃくちゃわかりやすく捉えている非常にシャープな切り口で、「スゲエ」と思ったので紹介しました。
価値観って、話してみないとわからないことがほとんどなんですね。話してみると相手のこと理解できて相手の接し方が変わるということがたくさんあります。
例)
出社が始業時間より早い → 「頑張っている」
出社が始業時間より早い → 「残業をつけてしまうから良くない」
いやあ、やっぱりラジオっていいもんですねえ。
今日の一曲
今日は、ピアニストの曲を行ってみましょう。これ、最高。夏に聞きたい。1980年の曲。スムース・ジャズ、というのか。なんというカテゴリに入るのかはなんともわかりません。「アダルト・コンテンポラリー」と呼ばれていた時期もありそう。









