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社内ラジオは出演者の相性が鍵!意味よりも楽しさが大事

shunsuketakama

突然ですが社内ラジオを社内のメディアとして定着させる要素はなんでしょうか?

正しいことを伝えること?

誰もが受け取りやすい柔らかい内容にすること?

確かにそれも大事ですが、実はそれ以上に大事なのが「出演者同士の相性」です。

ラジオは人が主役のメディアです。発する情報の正確さや言葉の意味だけでは、また聞きたい、と思ってもらう番組を作ることはできません。

ラジオを聞きたくなるのは、出演者同士の楽しそうな会話やキャラクターから生まれる“情緒”があるからこそです。

社内ラジオをこれから始めたいと考えている企業担当者の皆様に届けたい、実は忘れがちだけど重要な内容です。

この記事では、社内ラジオのリーディングカンパニーオフィスエンニチの高間が考察と社内ラジオでの経験を踏まえてお話ししてみたいと思います。

早速行きましょう。On AIR!

社内ラジオの魅力は「意味」よりも「楽しさ」

社内ラジオの目的は、社内コミュニケーションの活性化や社員間のつながりを深めることなどが挙げられることが多いです。

事実、社内コミュニケーションに悩んでいる企業はとても多いです。

そのため、「会社の公式までメディアだから」ということで、情報を正確に伝えることや、言葉の選び方に気を配る顧客は多いです。

しかし、音声だけで伝えようとするこのオールドメディアに、誰も情報をとりに行こうとしていません。

重要なのは、出演者同士の会話がどれだけ「楽しい」か

どれだけその出演者のバックグラウンドが興味深いか。

ということです。

たとえば、社内ラジオ内で扱うトピックが会社の業務内容やプロジェクトの進捗だったとしても、それを淡々と話していては聞いている社員も興味を失ってしまいます。

逆に、出演者が自然な会話の中で笑いを交えながら話していれば、「あのラジオ、なんか面白かったな」と気軽に聞き続けてもらえます。

多くのラジオリスナーはラジオかけているだけで、集中して聞いているわけではないこともあります、

笑いのポイントがあると、「あれ、なんか面白いこと言ったのかな」

と巻き戻すこともあるでしょう。

この“楽しさ”こそが社内ラジオを社員に聞いてもらう要素なのではないかと思っております。

出演者の「相性」が社内ラジオの空気を作る

社内ラジオの聞き心地は、出演者同士の相性が決めると言っても過言ではありません。

相性が良い組み合わせであれば、会話は自然に弾み、聞き手にもその心地よさが伝わります。一方、相性がイマイチな場合、どんなに内容が充実していても会話があまり成立しません。

聞いている方は「のっぺりしてるな」と感じます。

では、相性が良い出演者をどう見極めればいいのでしょうか?

たとえば、以下のポイントは参考になります。

会話のテンポ

お互いの話のリズムが心地よく、自然な掛け合いができる

笑いのツボ

同じ話題に笑える、または一方が相手を引き立てる役割を担える。爆笑に至らなくても、大して面白くなくても、出演者が面白く感じて笑っていると、面白くないことでも面白く伝わるものです。

補完しあう性格

一方が明るく軽快な話し方をするなら、もう一方は穏やかで聞き上手など、異なるキャラクターでバランスを取れる。

こうした条件を満たすペアやグループを見つけることが、社内ラジオ成功の第一歩になります。

「意味はないけど楽しい」は重要

多くの担当者は、社内ラジオを通じて社員に何か意味のある情報を伝えようと考えがちです。

しかし、「正確さ」や「意味」を追求しすぎると、見失う要素が、楽しさです。

社内ラジオが他のメディアと違うのは、情報を伝えるだけでなく「聞き手の情緒」に訴える力がある点です。

出演者同士の雑談で全員が笑い合う場面。

具体的な意味や目的はないかもしれませんが、聞いている社員がその笑い声や、やり取りの楽しさを感じれば、「なんだかいい雰囲気だな」と思えてきます。

社内ラジオは、そんな“楽しい空気感”を届けて、雰囲気作りをしていくのは得意技です。

社内ラジオではキャラクターを活かす

社内ラジオにおけるレギュラー出演者のキャラクターは非常に重要です。

話し方や笑い方、言葉選びのセンス。思考の癖。

相性の良いペアでの会話は、ラジオの魅力を何倍にも膨らませてくれるでしょう。

明るく元気なタイプの出演者がメインDJを務め、その横で聞き役に徹する落ち着いたタイプの出演者がサポートする、といった役割分担はイメージしやすいですね。

時折、聞き役がポツリと突っ込むことで笑いが生まれ、聞き手を引き込む流れが生まれたり、会話の「ノリ」や「流れ」が、リスナーにとっての楽しい体験となり、会社の中ではありえなかった「楽しい時間」になるでしょう。

「楽しさ」が会社の魅力を引き出す

社内ラジオは、単なる情報伝達のツールではなく、社員が自分たちの会社を「楽しい場所」と感じるための手段になりえます。職場の雰囲気を明るくします。その場での会話に直接的に影響がなかったとしても。

「うちの会社ってこんなに明るかったっけ?」

こんなことを言われたことがあります。

会社全体の雰囲気が暗い。そんな会社でも社員は会社の中で楽しい時間を求めているのです。社内ラジオはその心に訴えかけることができるメディアです。

まとめ

社内ラジオを社員に定着させる要素は、出演者同士の「相性」と、会話から生まれる「楽しさ」です。

情報の正確さや内容、意味に寄り過ぎず出演者がキャラクターを活かして自由に楽しく会話をすることで、リスナーである社員に情緒が伝わる。

これから社内ラジオに取り組もうとしている企業担当者の方は、出演者選びには(できればペア)気を配ってみてください。

そして、「意味はないけど楽しい」瞬間をたくさん作り出すこと。

ラジオは人が主役のメディアです。相性の良い出演者が作る楽しい空気感が、社内ラジオを成功に導く最大の鍵です。

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